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寺尾の薬師(妙高市寺尾)
寺尾の薬師について(地元の古川さんより)
中頸城郡原通村大字寺尾8「
東光庵
(トウコウアン)」曹洞宗
創立:寛政4年(1792年)5月1日
本尊:薬師如来
開基:高床山にあったご本尊様を上の屋敷(今の地)に移したと言われている
天尊乗運大和尚(テンソンジョウウンダイオショウ)を開基とする 1世・2世…和尚、3世より尼さんとなる
今の地の前は、高床山の御前清水(ゴゼンシミズ)という所にあったといわれている。その後寺尾へ(今の地に)移したとのこと。御前清水ん美は薬師如来の礎石が残っていたとのことだが、今は雑木におおわれよく解らない。いつ頃移したかもしっかりとしたことは解らない
薬師如来を移すにあたり、寺尾村と片貝村(今の中郷村)で取り合いをして競ったとのこと。見はり番までついたりして大変だったらしいが、結局寺尾村が勝ったため、今の地に移ったと言い伝えられている。
最初は和尚さんだったが2代目が身持ちの悪い人だったらしく、3代目より尼寺となったと言われている
14代石田見法尼(イシダケンホウ)が最後となる。昭和46年薬師寺を去ってより無住となっている。その後は寺尾・坂下部落で管理、維持している
以前は毎年5月8日(今は5月5日)寺尾薬師のお祭りとして、寺尾・坂下はもとより、中原・大原・小原・猿橋方面からも沢山の人が参拝に来た。その頃は出店も多く出てにぎやかだった。
今はそれもなく淋しくなった。少し前まで、田中村圓光寺のご住職の説教や、子供会で焼き鳥、おでんを作ったりしたものだ。今日では、寺尾・坂下の人が数人おまいりにに来るのみとなった。
以前庵主さんがおられた頃は「団子まき」をしたり、境内にある畑を作ってもおられた。近所の人も、畑仕事の合間などに庵主さんとよくお茶飲みをしたものだ。楽しいことも沢山あった
境内には「六地蔵様」=子供のお守りさん、歴代の墓、八幡様(神)がある。
2022年5月5日に撮影
その他の資料
お薬師さん(村の歳時記)
寺尾薬師(「瑞穂の昔」飯吉達雄 著)
所在地