2021年5月アーカイブ
妙高村寺尾にある薬師寺で昭和四十年頃まで尼さんが住んでいた。
5月8日、9日は、年に1度のお祭り。大きな旗を立て原通、上郷、大鹿、関山の人達でにぎわった。
初嫁さんは、お姑さんと絵羽織を着てお参りにいった。
境内には沢山の屋台店がならび夜遅くまでにぎわった。
210段の石段をのぼると薬師様があり、大人も子供もおそなえした赤飯を少しづつ分けてもらった。
境内では、親指大の丸めた紅白の米だんごがまかれ、それを拾って食べると風邪よけ、まむしよけになると言われた。
乾いただんごは、小さな袋に入れ、衣服に縫いつけて厄よけのお守りにして身につけた。(「南部の味と暮し」より 参考文献)
- 寺尾の薬師(妙高市寺尾)(2022年5月5日取材)
- 寺尾薬師(「瑞穂の昔」飯吉達雄 著)
- 釈迦牟尼如来の涅槃絵の掛軸、寺尾薬師(原通まるごと100選)
田起こしした土は、20センチほどもあって、水に浸しても壊れにくいため、コロつぶしといい、5センチ程度に砕く作業があったそうです。(コロつぶし「瑞穂の昔」飯吉 達雄 著)
妙高市楡島では昔から伝わる「ころつぶし唄」という郷土民謡がありました。
新井有線放送提供(参考文献・資料)