1月 14日 若木のむかえ

晩冬 二十四節気: 小寒

(山から生木(ぼよ)(なら、こまゆみ、黒もじの枝等)を取ってきて、十五日に使う小豆を煮る。囲炉裏で焚いているその火にあたると風邪をひかないとか、若返るといわれた。風呂を焚く。)


 朝ご飯がすむとミノを着て荷縄かついで、藁靴にカンジキつけて、近くの山へ若木の迎えに出掛けます。
 この日ばかりは、どこの山のボヨ(小木)を切っても背負われる位の量なら誰にも気をつかわず、ところかまわず切って、若木を迎えられたのです。 
 その迎えた若木で風呂をわかして入ると、すっかり若返る。又、炉バタで若木を燃やした火にあたりながらあずきがゆを煮上げ、15日の朝に餅をいれて食べたらまた、ひとつ若返り、家中皆んな若返ったということです。(「南部の味と暮し」より 参考文献

 

 

 

 

 

written by murachef.


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